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日 本書紀には、垂仁天皇のところに野見宿禰(ノミノスクネ)の事が書いてありますが、この野見宿禰こそ相撲の元祖と言われているのです。垂仁天皇といえばおそらく四世紀初頭の天皇なのですから、1700年にも及ぶ歴史が大相撲にはあるということなのですね。 実際の相撲の歴史はどのようなものかは調べていませんから (現在のような大相撲は明治42年に始まったそうです) 、私にはよく分からないのですが、さまざまある世界の格闘技の中で、これほど明確なルールを持った格闘技はありませんね。丸い土俵から出たら負け、先に地面についたら負け、反則もきちっと決まっており、行事に土俵下の審判。 柔道も日本の国技といわれていますし、空手も世界で有名ですし、剣道でもすばらしいですね。 心身を鍛える事を日本人はとても大切にしていたのですね。ともすれば現代日本人は頭脳に頼りがちなのですが、心身の鍛練を基本となすべきでしょう。 それはともかく、何十年と相撲を見続けてきた一相撲ファンとして、近頃の大相撲には気がかりなところがありますね。客席の空席が目立つ事です。今までほとんど空席などテレビには映らなかったのですが、近頃では空席が目立ちます。 いろいろな事情があるとはいえ、「日本人選手が活躍していないからだ」という声が圧倒的なのです。 確かにそうなのでしょう。それではそれほど相撲が面白くないのかといえば、逆でしょうね。 一時の太る事が勝つことだというようなどたどた相撲と違って、朝青龍を始めとする外国人力士は鍛え上げた体で見事な相撲を見せてくれます。淡白すぎるという人もいるようですが、むしろ、若貴時代に象徴されるような偏った人気による、相撲内容の貧弱さより、ずっと面白いと思いますね。 それにしても、日本人力士が活躍できないのはどうしてなのでしょう。十両には日本人力士が多いのですが、幕内には外国人力士が多いですよね。 いずれ朝青龍、琴欧州の時代がくるでしょうから、ますます相撲人気が下がってゆくのでしょうか。 そうは思わないのですが、それにしても日本人力士の養成が必要ですね。これは部屋の問題だとかどうとかの細かい問題ではなく、日本の相撲に対する取り組み方の問題ですね。 「鉄は熱いうちに打て」とはよく言われることですが、若貴の例を引き合いに出すまでもなく、本当に鍛える事ができるのは若い間なのでしょうね。 学校では限度があるのです。教育というのはどうしても目先の事にとらわれがちですから、画一的にならざるを得ないのです。一時、大学出の相撲取りが幕内上位を占めていたのですが、はたして大学において中途半端なクラブ活動があってよいものかどうか問題だと思いますね。 それより、中学高校において、ほとんど相撲場がないということなのです。国技といわれているのに、素質のある人がほとんど相撲に接する機会がないということは、素質のある人々がほとんど大相撲には行かないということでもありましょう。相撲というのは、見ている人間にとっても、非常にわかりやすく面白いスポーツですから、関係者の真摯な取り組みを期待いたします。 がんばれ大相撲 !! |