解        散 長月/ September 2004

きましたね。まさか、参議院で否決されるとは予 想外でした。衆議院でもそうであったように、
小泉さんが僅差で勝つというのが、自民党の現状だと思っていたのですが、予想外に小泉さんへの
反発が強かったようですね。小泉さんが参議院で否決されれば、衆議院を解散する ( これは首相の
解散権には政治の安定性からしても問題があると思いますが、それはともかく ) ことは、多くの人々が
承知していましたし、あれだけ解散を公言していたのですから ( よほど郵政民営化を小泉さんは大切
な事としているのでしょうが、問題は郵貯や保険の金でしょうから、どのように使われているのか明確
に説明してほしいものですね。調べてみますと、ほとんどが国債を買っているだけなのですから本当に
問題なのは、政府財政でしょう。 ) 、解散しなければ大嘘つきになってしまうでしょう。
これは小泉さんの政治生命にかかわりますね。

まず、国会議員であるのか、それとも自民党員であるのかは、法律で明確にしておく(党による意見の
拘束を禁止する ) 必要性はあるとは思いますが、今回の解散はどう見ても自民党内のいざこざと
いうことになってしまうでしょう。
ですから、郵政の民営に賛成か反対かを問う選挙にすると強調するのですが、改革という言葉や、
民営に反対する人は少ないのが現状でしょうし、それを見越しての郵政解散強調ということですね。

しかし、国民がどのように判断するのかは、世論調査を見る限りでは自民党の人気が高いのですが、
( ただ、テレビの世論調査は無作為抽出ではなく、任意的な人気投票が多いですから、正確さがどう
なのでしょう ) 自民党としても、郵政解散にこだわればこだわるほどに、分裂の様相が高くなり、
民主党に有利に働くでしょうが、民主党としても単独過半数は非常に難しいでしょう。
ただ、自民公明が過半数を割るというのはありえますよね。そのとき、自民党はどうするのでしょう。

郵政の民営化の問題にしても、改革とか小さな政府の民営化という主張に真っ向に対峙した意見でも、
はっきりとした意見であれば国民は受け入れると思いますね。
改革にしても、私などは選挙改革や土地改革や教育改革が必要だと思っていますし、小さな政府
というのは地方自治の自立性を高める事ではないでしょうか。
郵政改革が本丸だというのは、小泉さんの主張に沿っているということでしょうね。
小泉さんは、自民党をつぶすといっていますが、実際には自民党を小泉新党にしたいのでしょうね。

それにしても、参議院で郵政民営化案に反対した人々は、どのような気持ちで見ているのでしょうね。
参議院の良識と胸をはっていましたのに、小泉さんはそれを踏みにじったのですから、胸穏やかでは
ありえませんね。それに、小泉さんが負ければ、自民党は政権を失いますし、勝てば勝ったで尻こそばく
なってしまうでしょう。どう考えても、小泉さんの解散でしかないようです。

ただ、人気者というのは何かを起こした人々であるというのは、テレビを見ていてもよかれ悪しかれ
騒いでいる人に人気が集まるのは歴然としていますから、解散という快挙(?)をやってのけた小泉さんに
人気が集まるのは当然でしょう。しかし解散の内容そのものに問題があり、選挙に行くような人々が
自民党を支持するかどうかは分かりませんね。

郵政の民営化問題ははっきりと議論したほうが、有権者には分かりやすいのですね。
始めから自民党にお世話になっているような人々はともかく ( これこそ大問題なのです ) 、
多くの有権者は無党派層なのですから、民営化のメリット、( 民主党は公社の改革ということだそうですが )
デメリットを議論してもらったほうが ( 例えば、郵便局の貯金が多いのは国が強く関与していますから、
国民が信用しているのは明確なのですが、これが民営化されると郵便貯金が急激に流れ出す危険性は
ないのでしょうか・・・・)、国民にはわかりやすいですよね。


ただ、小泉さんが刺客と称して人気者や取り巻き
( 小泉さんはどちらかというと官僚的 ) を取り立てて
いるのは、いかに時間がないとはいえ、感心した事
ではありませんね。

そもそもこのおかしな解散において( 漫画チック ) 、
小泉さんが勝つようなら小さな変事ではないでしょうか。あまりにも軽薄すぎるからなのです。

これが日本の現状だとしたなら
(漫画文化とでも言いましょうか)、
改革も単なる掛け声だけで終わってしまうでしょう。